【びわこ観光特派員ブログ⑥】石山寺ライトアップ

石山寺のライトアップをスケッチしました。

石山寺は、天平17年(747年)に良弁僧正が開いた東寺真言宗の寺で、本尊は如意輪観音です。京都・清水寺や奈良県の長谷寺と並ぶ、日本でも有数の観音霊場で、西国三十三箇所観音霊場第13番札所となっています。
{更級日記」「枕草子」などの古典文学作品にも登場し、特に紫式部は石山寺詣での折に「源氏物語」の構想を考えたとする話は有名ですね。近江八景「石山の秋月」でも知られています。

一昨年の【源氏物語1000年紀】の秋にもライトアップを撮りましたが、今年のライトアップはライトの設定などが微妙に違っていることもあってか、初めて見るような感覚でした。
撮影日は昨年とほぼ同日なのですが、やはり自然現象は全く同じことはありえないのですね。

毎日この東大門(重文)の前を通っていますが、改めて見上げると立派な門ですね。
紅葉は日々変化していますが、この門だけは昔からそのままの姿なのでしょうか。
R石山寺ライトアップ (60)

うん形像。あ形像とともに、この世の悪から仏を(私たちを)守り続けます。
R石山寺ライトアップ (11)

あ形像です。大きく口を空けて、喝!を入れています。
R石山寺ライトアップ (33)

参道の両脇には行灯が並び、良い雰囲気でした。(クロスフィルター使用)。
R石山寺ライトアップ (2)

本堂(国宝)に上がる階段にも行灯の列が。(クロスフィルター使用)。
R石山寺ライトアップ (4)

石山寺は天然記念物「巨大な硅灰岩」の上に建てられた不思議な寺です。(クロスフィルター使用)。
奥に建つ多宝塔(国宝)は、源頼朝の寄進によるもので、快慶作・大日如来像が奉られています。
R石山寺ライトアップ (18)

多宝塔(国宝)です。
多宝塔としては日本最古の二重塔です。建久五年(1194年)に建立されたもので、日本に現存する多宝塔の中でも最も優れて美しい姿をしていると言われています。
R石山寺ライトアップ (35)

三十八所権現社本殿(重文・桃山時代)から見た紅葉ライトアップです。
R石山寺ライトアップ (28)

鐘楼(重文・鎌倉時代)のライトアップです。
R石山寺ライトアップ (41)

本堂(国宝)です。
京都・清水寺に代表されるように、クギ一本使用することなく傾斜地の上に建築された舞台作りとなっています。
R石山寺ライトアップ (30)

本堂内から三十八所権現社鳥居のライトアップです。
R石山寺ライトアップ (26)

天然記念物「巨大な硅灰岩」のライトアップです。
R石山寺ライトアップ (48)

蓮如堂(重文)です。崖の上に懸崖作りで建っています。
R石山寺ライトアップ (47)

御影堂(重文)のライトアップです。
R石山寺ライトアップ (50)

最後にもう一度振り返ってお参りして、帰路につきました。
R石山寺ライトアップ (55)

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大津紅葉めぐり・2010

秋晴れの11月20日(土)、写真仲間の名古屋の大御所MAHさんと大津市・坂本地区の紅葉撮りに出かけました。
坂本地区はその昔、比叡山延暦寺の開祖・伝教大師、最澄が生まれたところで、延暦寺の宿坊や別院、総務庁、門跡などが穴太積みの石垣とともに今も宗教都市の面影がそのまま残っています。
コースは、日吉大社ー石積みの町並みー慈眼堂ー西教寺です。
ともに紅葉の名所として全国に知られ、この日も大勢の観光客で賑わっていました。

日吉大社
全国2万社の日吉神社の総本社で、比叡山延暦寺の東北に位置するため、延暦寺の守り神といわれています。広大な境内の中の神殿などの数々の建築物などのほとんどが、国宝・重文に指定されております。

日吉大社の定番ポイントですね。山王鳥居。
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大宮川に掛かる大宮橋は秀吉が架けたもので、重文指定です。
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この日は佳い日で境内で結婚式が予定されていたようで、巫女さんも朝から忙しそうでした。
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はがきの原点となったタラヨウの巨木です。平安の人々は、この木の葉に文字を書いて相手に送っていたとか。
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石積みの町
このあたりの住人は中世の戦国時代のころ、穴太衆(アノウシュウ)と呼ばれ、石積みに優れた技術を持っていました。織田信長に重宝され、まぼろしの城、安土城の石垣や全国の城のほとんどの城壁に穴太衆が築いた石垣が残っています。

穴太積みの特徴は、その辺にころがっている石を大小織り交ぜて、崩れないようにしっかりと組まれているところです。
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石積みの通路は、地元の生徒たちの通学路でもあります。
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名古屋の大御所がなにかいいポイントを見つけたようです。普通は見逃してしまう被写体を、この方はしっかりと見つけるところが、エライです!(笑)。
R紅葉めぐり2010 (61)

望遠レンズでモミジをアップで狙いました。
R紅葉めぐり2010 (33)

慈眼堂(ジゲンドウ)
延暦寺の末堂で、立派なお堂の周りには、苔むしたお地蔵さんや400~500年前のお墓などが並び、独特の雰囲気の場所です。

慈眼堂正面の通りです。平坦に見えますが、かなりの急坂です。
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境内は厳かな雰囲気ですが、明るい日差しが注して見事な紅葉がキレイでした。
R紅葉めぐり2010 (105)

魚眼レンズで撮ってみました。
R紅葉めぐり2010 (87)

相当の年代が経っている灯篭がいい雰囲気でした。
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境内の巨木の根にも落ち葉のモチーフが。。
R紅葉めぐり2010 (72)


西教寺
本能寺の変で織田信長を討った明智光秀が小栗栖の里で雑兵の竹槍に撃たれて最後を遂げたあと、この寺に葬られ、その後、明智の菩提寺となったものです。

比叡山を焼き討ちにした信長は、この当たりも焼き討ちにしたようですが、その後、この場所に信長の家来であった光秀の菩提寺が再興されたというのも、歴史の数奇な運命を感じます。ここの紅葉も見事なものでした。

西教寺正門です。
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午後の日差しをいっぱい受けて、とてもキレイでした。
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ご神体の「猿」にも、真っ赤なモミジの葉が。。
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真っ赤に染まった木々の参道をモミジを愛でながら上ります。
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ここでも、大御所は何かをヒットさせたようです。
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高台となっている境内からびわ湖を見下ろしました。
R紅葉めぐり2010 (159)


いやぁ~~、今年も満足な紅葉めぐりができました^^。


【びわこ観光特派員ブログ⑤】大津絵・江戸の昔から受け継がれ~

三井寺観音堂から急な石段を下りると、長等神社境内の横に出ます。
長等神社はかつては新宮社と呼ばれ、貞観2年(860)円珍が園城寺の守り神として奉られました。朱色が鮮やかな楼門は明治38年の完成です。
大津絵のお店は、長等神社の大鳥居をくぐった参道に沿って、ありました。

大津絵は、江戸時代初期の寛永年間(17世紀前半)頃から、東海道筋の大谷町、追分町付近で売られていた民画です。青面金剛などの仏画や、藤娘・鬼の念仏・瓢箪鯰などの世俗画を画題とし、後には、鬼の念仏は赤子の夜泣きに効き目があるなどの庶民信仰も生まれたとか。
その後、大津宿のお土産として普及したため、合羽刷りで輪郭をかたどり、細部を手彩色するという大量生産の手法がとられ、一枚物か描表装(かきびょうそう)に細竹の軸を付けた、簡単な装丁で販売されていたようです。(大津歴史博物館)。

長等神社楼門。鮮やかな朱色が、初秋の風景に溶け込んで、いい感じでした。
R芭蕉 (74)

長等神社の参道に建つ「大津絵の店」です。外観は古民家をギャラリー風に改造した、しゃれたデザインでした。
R芭蕉 (81)

中へおじゃまして、沢山の写真を撮らせていただきました。
なんと、旧町屋を改造した中は、大津絵が描かれた民芸品などが所狭しと陳列されていました。
大津絵師・4代目の高橋松山先生は、この建物の奥で筆を取っておられるのですね。
R芭蕉 (90)

天井の太い梁。古民家に興味がある方も必見です。
R芭蕉 (84)

昔なつかしい大八車も、陳列台として利用されていました。
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大津絵の画題はおよそ100種程度あるようですが、私たちがよく目にするのは「鬼の寒念仏」、「藤娘」、「瓢箪鯰」でしょうか。
大津絵の代表的な「鬼の寒念仏」。怖い鬼さんではなく、優しそうでユーモラスな鬼さんに感じました。お子達の夜鳴きに利くそうです。
玄関に飾っておくと、お守りになりそうですね。
R芭蕉 (91)

掛け軸に描かれているのもありました。お値段は少し高そうでした。
R芭蕉 (95)

お皿にも描かれていました。
これに季節のびわ湖のお料理を盛って出すと、お話も盛り上がり、お客さまにも喜んでもらえそうですね。もちろんお酒も勧むことでしょう(笑)。
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来年の干支は「うさぎ」です。
干支が描かれた「ひょうたん」が沢山ありましたが、早く買いに行かないと売り切れるそうです。
R芭蕉 (92)

訪問記念にと、「藤娘」が描かれた短冊を頂きました。ありがとうございました。
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参道の両側からこのあたりは、旧大津町の面影を残した古い町並みが残っています。
お店を出て参道の鳥居を見上げていると、ポツポツと空から冷たい秋雨が降ってきました。
R芭蕉 (80)

大津絵はここでも見ることが出来ます。
大津市役所前の市道の両側の歩道には、およそ10m間隔で陶板で作成した様々な大津絵が解説付で並んでおり、道行く人たちを楽しませております。
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江戸時代、松尾芭蕉はこの大津絵を見て、その仏画の多さに驚いて
「大津絵の筆のはじめは何佛」
と、詠んだそうです。

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京津線・逢坂山トンネルを行く

京都・三条から大津市・浜大津間を結ぶ、京阪電車・京津線(ケイシンセン)。
逢坂山峠は万葉の昔から交通の要所で、今も国道1号線、161号線湖西バイパス、名神高速道路、JR東海道線、北部にJR湖西線、南部に東海道新幹線、そして京阪京津線と、沢山の動脈がトンネル等で通過しています。びわ湖疎水もこの山脈を貫いて、京都へびわ湖の水を注いでいます。
ここはまた、琵琶湖西岸断層帯の南部に位置します。

京都三条発の電車は、京都市営地下鉄との相互乗り入れ線でしばらくは地下を走ります。御陵駅(ミササギエキ)を過ぎて地上に出て山科駅を通過、追分駅を過ぎた頃から強い上り勾配となります。大谷駅手前の最大40/1000‰の急勾配を上って来ました。
R逢坂山トンネル (34)

この先の「大谷駅」。急勾配上の駅のため、待合椅子の足の長さが違います。
R逢坂山トンネル (29)

逢坂の関所跡です。
その昔、山賊や“おいはぎ”が出て、旅人を困らせたとか・・。

「これやこの 行くも帰るも分かれつつ 知るも知らぬも逢坂の関」
の百人一首で有名な蝉丸の歌は、この峠で詠まれました。
R逢坂山トンネル (36)

今度は、京都・太秦天神川行きの電車が、逢坂山トンネルに向けて急カーブのレールをきしませながらゆっくりと上ります。
R逢坂山トンネル2 (2)

国道1号線をくぐる逢坂山トンネルから、浜大津行きが出てきました。
この逢坂山トンネル、長さは250m程度ですが、出口と入り口で10m以上の高低差があるようです。
R逢坂山トンネル2 (11)

峠を下りた電車は、旧国鉄東海道線の橋梁ヨコを再び国道1号線の下をくぐり、161号線踏み切りを通過します。
R逢坂山トンネル (7)

そして、現在のJR東海道線・逢坂山トンネルの上を横切り、大津市内・上栄町へと入ります。
R逢坂山トンネル (49)

【びわこ観光特派員ブログ④】初秋のびわこ文化公園をスケッチ

初秋のさわやかな風が清清しい気持ちの土曜日、びわこ文化公園へ秋色をスケッチしました。
びわこ文化公園は、県立東大津高校、滋賀医科大学病院、龍谷大学などに囲まれた自然豊かで広大な公園で、図書館や美術舘、茶室・夕照庵、埋蔵文化センターなどがあります。

ここは、天候不順な日以外のほとんど毎週といってもいいほど、土曜日の午前中の早い時間帯に私が散歩している場所で、春は花と芽吹き・夏は新緑・秋はもみじ・冬は野鳥天国と、それぞれの季節ごとに趣があり、心身ともにリフレッシュさせてくれます。

すずかけ並木。
公園入り口は何箇所かありますが、私はここがイチバン好きな場所です。スズカケの葉は大きいので、地面まで光が届かず、薄暗い感じです。
R初秋の文化公園 (55)

公園のなかほどに、円形の広場があります。
ケヤキがキレイに色づいていました。
R初秋の文化公園 (4)

黄色く色づいた木々を魚眼レンズで切り取ってみました。
R初秋の文化公園 (10)

県立図書館です。
約100万冊を所蔵し、1日平均4000冊を貸し出しているという、県内最大の図書館です。
私もここでよく借ります^^。
R初秋の文化公園 (19)

図書館へ本を借りに返しにと、結構朝から人通りが多いです。
R初秋の文化公園 (16)

隣の近代美術館への通りのケヤキも、キレイに色づいていました。白洲正子特別展が開催中でした。
R初秋の文化公園 (23)

近代美術館です。
白洲正子特別展は、11月21日までです。近江の歴史に興味をお持ちの方は必見です。お急ぎください。
R初秋の文化公園 (27)

近代美術館をあとにして、ここのケヤキ並木も本当にキレイでした。
R初秋の文化公園 (30)

公園は回遊式庭園となっており、大きな池があります。池には鯉が泳ぎ、春夏秋冬すばらしい風景を演出してくれます。
R初秋の文化公園 (37)

茶室、夕照庵です。お茶席でお茶を楽しむことができます。
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スケッチを楽しむ方もおられました。
R初秋の文化公園 (51)

モミジの紅葉はもう少し時間がかかるようですが、赤くなりかけた葉に朝日が当たって、とてもキレイでした。
R初秋の文化公園 (53)


◎びわこ文化公園HPはこちらです。
◎滋賀県立図書館HPはこちらです。
◎滋賀県立近代美術館・白洲正子特別展は、こちらです。
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小春日和のびわ湖・唐崎の松

秋晴れの一日、近江八景のひとつ「唐崎の夜雨」で有名な、唐崎の松へ行きました。
松の緑と、びわ湖の水色、空の青さがおりなす、秋特有の澄み切った風景を見ることができました。

唐崎神社。
こじんまりとした神社ですが、後ろに控える、樹齢200年といわれる、三代目となる立派な枝振りの「唐崎の松」があります。
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樹齢200年といわれている、「唐崎の松」です。
枝周りを一周、約50m以上はあるでしょう。
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「唐崎の夜雨」の石柱があります。
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浮世絵そのままの風景ですね!。
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唐崎神社のとなり、民間のボート係留用の波止場が湖面に向けて出ています。
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波止場の先端から、湖面が輝いているびわ湖を撮りました。
R唐崎の松 (35)

公園には、柿本人麻呂がびわ湖を詠んだ歌碑がありました。
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本格的な秋はもうすぐですね。
R唐崎の松 (25)

菊の季節でもありますね。いい香りです。
菊を栽培している家の庭にお邪魔して、撮らせて頂きました。
R唐崎の松 (47)

プロフィール

nakataka421

Author:nakataka421
ようこそいらっしゃいました。
記述内容に誤りがある場合もありますので、真剣に読まないで下さいね(笑)。足跡を残して戴ければ、嬉しいです。<店主>

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